朝活をする理由

ここ最近、朝活をするようになった。

 

店をやっていた時は昼過ぎ、なんなら夕方に起きて活動していて、朝は睡眠に充てる時間帯であった。だから物理的に朝活は無理(やろうと思えばやれるけど、睡眠時間は確保できない)だったのだけれど、店が終わった今ようやく(?)朝から活動できているのである。

 

朝活をしよう!!と思ったのは割とノリな部分が大きいが、実際に行動するにあたっていくつか明確な理由付けがある。

1つ目は思考がクリアになっているため。

脳科学の話だが、朝目覚めてから3時間前後は「脳のゴールデンタイム」とも呼ばれている。その理由として挙げられるのは、大脳の扁桃体が活性化しているから。

 

扁桃体(へんとうたい)は、神経細胞の集まりで情動反応の処理と短期的記憶において主要な役割を持ち、情動・感情の処理(好悪、快不快を起こす)、直観力、恐怖、記憶形成、痛み、ストレス反応、特に不安や緊張、恐怖反応において重要な役割も担っています。

 

このように、直感や記憶などに対して作用する扁桃体が活性化することは、学習効果のアップや鋭敏な着想につながるのである。

直前に睡眠をとっているため、無駄な思考が排除されているというのも大きな点だろう。他のことを考えないといけないのに、前に考えていたことが頭から 離れずに思考がクリアにならない人もいるんじゃないかな。

ちなみに自分もそのタイプで、後回しにするときはやるべきことのメモを残して排除するやり方をしています。(Daigoがこの事について話していて、パソコンにメモをピッと貼っていますと言っていた動画があったはずなんだけど、見当たらなかったので割愛)

 

 

2つ目は時間を効率的に扱うため。

 

単純な話だが、朝起きると夜寝るよね。夜起きると朝に寝る。自分はずっと夜型だと思って生きてきた人間で、実際物思いにふけるには夜のなんとも言えないアンニュイな感じがとても好きだった。ただ、いずれも深夜に外出していて、夜というものを体全体で感じながら過ごす時間が好きなだけだ。作業に関しては、夜に起きていてまともにできたことは数えるほどしか無い。

 

やってしまいがちなのはスマホを見続けてしまうこと。自分の場合、YoutubeやTwitchで死ぬほど配信を見続けてしまうので、基本朝5時まで起きる日々が続いていた。これではただ夜更かししているのと変わらない。自分たちの時間は有限。やれることも限られている中で、何者でも無い人が何かを成し遂げるためには夜更かしのサイクルは些か時間効率が悪すぎる。

 

その点、朝から起きて生活するのは時間効率が非常に良くて、なんとなくダラダラ過ごす時間が一気に削減される。世間のサラリーマンは夕方まで仕事しているというバイアスがいい感じに作用して、朝活動して夕方までしっかり作業ができる。実際、いつ起きても無限に何か作業なり生産活動を行っていますという人はそれでいいと思うけど、深夜にだらつく時間がもったいないなーと思う人は切り替えてみるのもいいかもしれない。

 

 

そして最後になるが、何より気分がいい。

朝から活動して、夜に寝る生活を送っている病み期メンヘラを見たことがあるか??

俺は無い。Xで「暇人だから病む」というのを見たが、その通りだと思う。

 

朝の空気を吸い、太陽を浴びて概日リズムをリセットして、鳥の囀りなんて聞きながら外に出る。これら“なんか1日を無駄にせずに動いているな“という感覚がとても大事だと思っている。生産効率を上げるうえでモチベーションに勝てるものはないと考えているからだ。

 

 

これら理由をもとに、朝活を始めてみることにした。

今まで朝にしっかり起きれたのは高校生を最後に無かったので、検証実験も兼ねて。最低でも1ヶ月くらいは頑張ってみようと思う。

 

ちなみに、大学の時に取った「睡眠の科学」という授業において、朝しっかり起きるコツは無理やり起き続けることだと教授が言っていた。

まだ数日。1週間くらいは苦しい期間が続くだろうが、起きれなくても次の日は気合いで起きて継続してみようかな。